私は昨日まで2013年内定者(3/30が入社式です)6名とともに、内定者研修の最後(学生としても最後)になる知覧・開聞合宿研修に同行しました。
この研修は2009年から毎年行っていますので、今回で5回目となり、私は第1回から4年振りの同行となりました。
知覧は太平洋戦争勃発後に陸軍飛行学校知覧文教所が置かれ、戦争末期の昭和20年4月よりここから陸軍特別攻撃として出撃、1,036名もの尊い命が失われたという歴史を持っています。
社会人になる前に
・歴史として正しく認識すること
・内定者と同じ年代の人が、たった68年前にどういう覚悟で自分の使命と向き合ったかを認識すること
・いかに今、恵まれているか、感謝しなければならないか、大切なことは何かを認識すること
を目的に、
「知覧特攻平和会館」「ホタル館」はもちろん、「富屋食堂」改め「富屋旅館」に泊まり、その食堂で食事をし、鳥濱トメさんから数えて3代目の女将:鳥濱初代さんと一緒に68年前実際に飛行機が飛び立った地を訪れ話を聞いたりします。

《内定者の感想から》
・私とほとんど年齢の変わらない方々が自分が死ぬことより、自分が死んだあとに残された家族や恋人たちに感謝し残された人たちのことを考えて手紙を書いていることに感動しました。
・女将さんの話を聞いても同様に「自分にはなにができるのか」「なにがしてあげられるのか」という常に感謝という気持ちを忘れずに行動するということをお話しの中で感じ取りました。
・昔の若者たちと現代の若者たちの考えがこうも違うのかとショックを受けました。今の世の中が平和になりすぎたことを実感しました。
・「彼らは、愛する大切な人たちのため、そして平和な日本の未来を祈って亡くなっていった。私たちの命は自分だけのものではなく、与えられた借り物の命だから、彼らの分も精一杯生きなければならない。―自分さえよければいいという考えを持っていませんか?―」今回の知覧を訪れ、まず自分がこうして健康で平和に生活できることに感謝し、人のために全力で行動できる人間にならなければならないということを学びました。
入社後、社会人として人間的に成長してもらいたい、成長させなければならないと私も意を固くしました。