今日は、お客様の創業55周年記念式典・祝賀会に出席させて頂き、たいへん感銘・感動を受けましたので、私の記憶・記録としても残しておきたくブログにしました。

(左からお二人目がその創業社長です。)
現社長は、74歳、この式典でお話を伺うまではてっきり二代目社長かと思っていました。
というのも、
会社がとても立派で業容も拡大されており、内容もとても緻密で充実されていること。
社長の年齢の割には歴史が55年と長いこと。(実際の社長は年齢よりも若く見えます。)
からです。
たいへん失礼しました、ごめんなさい。
たいへんなご苦労と努力をされ、本当の商売を体現されている方でした。
(甘っちょろい二代目の私とは雲泥の差でした。)
記念式典で、創業社長はとつとつと55年前のことを我々に語りかけられました。
・中学校を卒業し、15歳で丁稚として埼玉の宝石商に入ったこと。
・4年間勉強し、19歳で故郷に帰り、お金がなかったので時計修理の行商として創業したこと。
・チラシを配ったら、時計屋さんと間違えて(修理専業とは書いていなかった)、同級生の女の子がお母様と一緒に時計を買いに来てくれたこと。(第一号のお客様!、ご健在です。)
・時計がなかったので近所の時計屋さんに商品を数本借りにいって、その中から選んで頂いたこと。
・舗装されていない道を毎日自転車で何十キロも走って町伝いに行商したこと。
・隣の県まで行きの運賃だけ持って行商に行ったら、よそ者扱いされひとつも注文をとれず泊まることもできなかったこと。
・ある宿で、一生懸命夜中まで仕事(修理)をしている姿を宿主が見られ感動し、格安で泊まらせて頂けることになったこと
・5年後、3坪のお店を初めて借り、オープンすることができたこと。
(続く)